めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」

人事評価を受ける時は、できる限り自分の実績をアピールした方がいいという話

 

よく日本人が苦手とされている自己アピールについての話だ。こんな話はもう世間でも頻繁に言われていて、あえて僕が言う必要なんて全くないのだけど、改めて夏のボーナス時の査定を受けた際に実感したので書きたいと思う。

 

日本のことわざに「能ある鷹は爪を隠す」という言葉があるのは良くみなさんご存知だとは思うけど、隠していては得られないものがたくさんある。というか、競争社会においては全く当てはまらない。いい会社に入るための就職活動でさえ、自分の能力や実績を上手にアピールし、特には誇張しながら採用担当者の心を掴まなければならない。仕事をすれば、会社や商材や自分の能力について相手に伝えられるコミュニケーション能力を鍛える必要も出てくる。黙っていては仕事は来ないのだから、見せられる爪があれば積極的に見せなければ飯は食えない。そんな世界で我々は仕事をしているのだ。また世の中にはたくさんの肩書きや資格があって、なかにはばかばかしいものや実態のよくわからないものもあるけれど、結局自分の能力に名前をつけて、わかりやすくして、よりたくさんの人に認知してもらうための大切な工夫なのだ。

 

そして社外の顧客へのアピールではなく、社内の人間へのアピールも重要だ。優秀な人間と認知されれば、仕事が集まる。仕事が集まれば、裁量が得られる。役職がつけば給料が増える。給料が増えればやりがいも高まる。この好循環を維持することで、高いモチベーションを維持しながら仕事ができるし、楽しくたくさんの仕事ができれば幸せだ。というわけで長くなったけど能力は積極的に磨いて周りの人間にぶつけまくろうって話だ。

 

人事評価では、僕はこれでもかと言うぐらい自分の実績をあげるようにしている。自分が仕事中に意識していること、改善したこと、達成したことについて、ありとあらゆるポイントを網羅し、評価シートにびっしり文章を書きなぐる。そうすると、少なくともその項目について上司は評価しなければいけないし、うまくいけば高評価を誘導できる。

 

これを言うとよく笑われるんだけど、「IMEに普段自分が入力頻度の高い文章を登録しておいて、メールを書く時間の短縮を実現している」なんて些細なことまで僕は書いている。そして口頭では「普段の仕事の中でルーチン化していることは常に改善ができないか考えています。メール以外にも例えば...」とさらにプラスの発言をして、仕事改善力の点数アップを実現している。物は言いようなんて言葉はあるけど、結局仕事では言ったもん勝ちなところがある。それがどんなに大したことでなかったとしても、それを言うか言わないかでは大きな差が出てくるのだ。言ったことについては間違いなく伝わるし、無視できない。「やっていることを察してください」では、自分が不利になるばかりなのだ。

 

これは僕の勤めている会社の話で、もう本当に笑っちゃう(笑えない)話なんだけど、上層部から「いつも部下の人事評価が高すぎるから、なるべく下げてね(ボーナス高くなっちゃうからね☆)」とお達しが出るような会社もある。実績があっても自己評価が低すぎると都合の良い人間として処理されてしまう。いろんな会社があると思うけど、基本的に毎月のようにかかってくる人件費は抑えられるにこしたことはないわけだ。でもその思惑と戦い、少しでも多くのお金を勝ち取るには、やはり自己アピールがどれぐらいできるかで決まってくる。交渉術の基本なので、積極的にみんなやっていこう。

 

交渉術や会社との給与交渉について学びたい人は以下を買うといい。

 

ネットスーパーで重たいものを買うと業者が不機嫌な顔をしてやってくる

 

「都会に住みてえ」「会社に自転車で行ける距離に居て移動時間のロスをなくしてえ」という俺の一言により、まあ決して安くない家賃を払うことと、エレベーターなし階段が割と急なアパート(4階)に住むことに妻に同意していただいている。ありがたいかたじけないの気持ちを忘れないようにしたい。さて、彼女は妊娠している。重たい荷物を運んで階段を運ぶことが難しいことと、俺も仕事の帰りに買い物に行けるエネルギーが残っている日が限られているので、時々ネットスーパーを活用しているんだけど、ネットスーパーを活用した時だけ、変なおっさんがよくやってくる。

 

Amazonで荷物を注文した時は、気立てのよいお兄さんが汗まみれで玄関に立っているので、お礼を言って荷物を受け取るんだけど、ネットスーパーだと不機嫌なおっさんばかりやってくるので不思議だ。昨日も家のベルが鳴ったので玄関を開けると、ドアの前に息切れして座り込んだおっさんがいた。

 

「ハァ〜〜〜〜〜〜〜しんどい。悪いけど、荷物ここから出してくれ」と言っておっさんは青いケースを指差す。俺はあまりにも動揺して、「え?何?どれ?」と困惑した声を思わず出したんだけど、そうするとさらに「もういい、出すわ」と言い放ちクーラーボックスのような箱から注文した肉を出し始めた。俺の「どれ?」という言葉に対して、「それ全部だよ」と、まるで悪人がいじわるで荷物を運ばせたようなニュアンスを含ませた一言もあったので、クレームの一つでもつけたかったが面倒だったのでやめた。

 

4階まで重たい荷物を運ばせたのは悪かったが、さすがに態度が悪いのとここまでびっくりな対応をされたことがなかったので驚きのあまり言葉を発することもできず、「エレベーターないんすかここ」と宣う業者にお礼の一言もかけずにドアを閉めて鍵をかけてしまった。ひょっとしたら夢だったかもしれない。

 

そしてだんだんお礼を言えなかったことと、「やっぱり俺が悪かったのか?」という気持ちがぐるぐると回り出し、テンションが下がっていった。せめてチップでも出せば良かったのだろうか?日本にはあまりない慣習だが、ネットスーパーを頼む度に気を害するような出来事が起きるのは勘弁願いたい。

 

どうすれば嬉々として家に来てくれるのか考えていたら、休みが終わった。

 

通したい要求は相手が疲れている夕方以降を狙うべき

 

僕が勤めている会社では毎週月曜日の午前中が会議でよく埋まってしまう。こういう会社ってたぶん多いと思う。週の初めなので意思疎通を図りましょうというのが建前なのだけど、実際は社内のコミュニケーションが円滑に取られていない対策として、週に一回のミーティングを開催することで良しとするとかね。大抵の会議は無駄が多く、顔を合わせてやるべきことかどうか十分に検討されていないことが多いので、非常に時間がもったいないと思う。何よりも、朝一番人がエネルギーを持っている時間帯に不毛な会議に時間を割かれてしまうのは悲しい。午前中で一日の仕事の7割程度が終わっていることが理想とも言われ、「時間のマネジメントをしっかりしよう!」と宣うビジネス本が大量に市場に出回っている昨今において、この現状は悲しいだろう。

 

話が最初から大きく脱線してしまったので本題に入ると、要は「朝の時間は人間が一番集中できる」ことは明白であって、この時間帯にやたら意思決定を要する会議をすると面倒が起きやすいということが最近わかってきた。一定以上の役職を持ったいわゆる意思決定ができる人間は、朝の一番元気な時に現状の会社の問題についていろいろと頭を悩ませて、あれやこれや対策をしなければならん、ああすべき、こうすべきと指示を出したりする。なにせ元気だからね。相談をしてもすんなりといかないことが多い。「こういう可能性について考えたか」「もっと調べるべきなのではないか」既に検討され尽くしたことに対してもとりあえず意義を申し立ててみたり、違うベクトルの話にすり替わったりする。元気な人間に対して相談したり、要求したりするのは難しいのだ。

 

というわけで件名の話なんだけど、相手の疲れている時間を狙って相談事や意思決定を仰ぐようなアクションをとった方がいいということが最近リアルな感覚として僕の中に存在し始めた。普段は細かく追求される見積もりや相談事も、午後7時の疲れきった表情をした上司の前に行って話をすると面白いほどすんなりと事が決まっていく。それはもう面白いことに。

 

気持ちとしてはよくわかる。もう夕方なんて頭に軽く靄がかかったような状態だし、疲れてるし、早く帰りたい。終わっていないタスクを早く終わらせたい。そういう人間に対して要求をぶつけると事がシンプルに片付く。これは結構有効なんだなと気づいた。

 

ただし本当に重要な相談ごとであったり、会社や自分の命運を決めるようなタイプの(そんなもの本当にあるか疑問だが)意思決定に関しては、この手のアクションはやめておいた方がいいと思う。「なんでこんな簡単な確認事項がすぐに決まっていかないんだ?」と怒り心頭に達してしまうような案件にのみ使っていただきたいと思う。

 

あと世の中にはこういうことを考える輩も多くいるようで、「重要な意思決定事項は午前中にしかしない。前日何時までに提出されたものしか目を通さない。例外はない。」みたいな承認フローを持った組織も存在する。

 

社会ってちょっと面白いね。

 

俺たちは妻にキャリアを譲ってもらっている

 

僕の妻が働いている職場はとある百貨店のインフォメーションセンターで、身も蓋もない言い方をすれば来客者のありとあらゆる要望を聞き入れてあげる仕事である。客が欲しいものはどこにあるのか教えたり、荷物を預かったり、道順を聞かれたり、百貨店周辺のイベント情報について調べてあげたりと、そこまでしないといけないのかよみたいなことも業務らしく、立ち仕事で毎日8時間程度、よく頑張っているなあと思っている。単なる客の御用聞きでは務まらないらしく、百貨店にある様々な物の位置も把握することも使命だそうで、職場に入りたての頃はよく僕とブランド名と階数を紐づけるクイズをしたものだった。「リサ・ラーソンの家具が置いてあるのは?」「西館2階エレベーターを上がってすぐ右手側!」

 

そんな彼女もこの度妊娠したので数ヶ月後に一旦職場を辞め、出産の準備に入る。いや、妊娠したというかさせたのは僕なのだが。一応計画的な出産にはなるのだけど、一旦仕事から離れることになる。もちろん、彼女のキャリアを犠牲にしたのも僕である。

 

妊娠後も精力的に働いている彼女の元に、ホスピタリティ賞という表彰状がこの間届いた。「素晴らしい接客をしてもらった」と感謝した客が百貨店に連絡をし、受賞に至ったそうだ。本人は凄く嬉しそうだったのだけど、適当な袋に入れてきて表彰状が少し曲がってた挙句、裸でその辺に置きっ放しにするので、僕が後日別の百貨店のインフォメーションセンターに行って「表彰状を入れる額縁はどこに売ってますか?」と聞き、玄関に飾ってあげた。客のことには親身になれるくせに、自分のことになるとなぜか無頓着なのが可笑しい。

f:id:knewton:20170709180832j:plain

 

元々バリバリ仕事をするタイプではなくて、出産の際に仕事から離れることは気にしていないと僕に話をしていた彼女だったが、何年も仕事を続け、周りからも実力を認められるようになると、やっぱり寂しいし、もっと働きたいと思うのだろう。「もっと一生懸命働きたいけど、仕方ないね」別に泣いていなかったけど、その時の妻の表情は7年一緒にいる僕も初めて見たような気がする。諦めとも決意とも違う、男には想像もつかん気持ちなんだろう。

 

気持ちを察することなんてできない。想像をしてあげることはできるが、その無念さを100%理解することはできないだろう。だから僕は今自分達が置かれている状況、事実をしっかりと胸に刻み、懸命に働くしかない。

 

俺たちは妻にキャリアを譲ってもらっているのだから。

 

リモートワークのコミュニケーションの限界について考えている

 

タイトルのことについて書く前に、僕の働く環境について話をしたいと思う。僕は3Dに関わるありとあらゆる機械を販売する営業マンをやっているんだけど、高額機械の販売だけではなくて、機械を使った請負の仕事もとってくる使命が与えられている。(使命が与えられているというか、ノルマが課されている)

 

で、例えばお客さんから「3Dデータを元にフィギュアを造形したい」みたいな相談があった時に、金額的な面や技術スタッフのアサインが可能かどうか、納期は間に合うかみたいなことを確認するために、上司に確認を取るフローがあるんだけど、これがスムーズにいかない時が多い。

 

まず僕の席は会社の全ての営業が集まっている「営業課」という場所にあって、技術的な面を支えている技術課の上司の席から大きく離れた場所にある。スケジュールアプリ等でだいたいの行動は把握できるんだけど、「席にいるのか」「今確認を取れる状況にあるのか」何歩も歩いて会いに行き確認をする必要がある。席にいなかったり、取り込んでいたりして、なんども無駄な行動をしないといけなかったりする。実に阿呆らしいでしょ?

 

こういう体制の会社が多いのか僕はわからないんだけど、いわゆる席の島(席の集合って言ったらいいんだろうか?)は、プロジェクトとか仕事で関わるいろいろなスタッフが集まるような集合にしたらいいと思っている。営業がいて、技術がいて、アシスタントがいて、企画がいて...というように、お互いがお互いの顔や動作を認識できる状態で仕事をしていたほうが、圧倒的に効率がいい。おおよそ今相手が何をしているのか、考え事をしているのか、話しかけないほうがいいのかすぐわかるし、簡単な確認事項や報告は席を立たずにできる。ただ、ちょっとだけ席が離れているというだけで、大きなコミュニケーションロスが発生する。同じ社内にて、ほんの数歩離れているというだけで、ここまでの差が出る。

 

というわけで、自分が所属する以外の拠点の仲間と連絡を取る時は、もっと致命的なロスが発生している。まあ、ここまで自分で文章を書いてみて改めて思ったんだけど、当たり前だよなと思う。

 

物事の優先順位が伝わらなかったり、報告が漏れたり、「聞いた聞いてない」の話がひっきりなしに出てくる。その穴を埋めようといろいろなツールを使ってみるのだけど、根本的な問題は解決しない。結局いかにたくさんコミュニケーションが取れるかどうかで決まってしまうからだ。情報の発信者のスキルと、情報の受け取り手のスキルにも影響される。情報発信者が的確に情報を提供できなければ、必要な情報が受け取り手に渡っていかない。逆にいかに発信者がきちんと情報を提供していても、正しく情報を受け止められる人でなければ、情報伝達は失敗する。近くにいれば、その人の行動や表情、態度を見ることで軌道修正が容易な場面もあるかもしれないが、離れていればそれは無理だ。

 

電話をたくさんする、オンライン掲示板ツールで情報共有をする、ビデオチャットで資料の読み合わせをする...組み合わせれば組み合わせるほど、コストは増大する。優秀な人間ばかりであれば、必要十分な情報だけをやりとりできるのかもしれないが、そんな人間は多くないのでうまくいかない。

 

情報伝達に物凄く高い投資ができる企業であればリモートワークは可能だと思うけど、資金繰りギリギリの中小企業がこれを推奨すると滅亡するに違いない。電話越しに「それ部長に伝えたんですけど...」という不機嫌な声を聞きながら、僕はため息と共にそう思ったのである。