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めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」

アプリ開発は夢がないって論調はどうなの?という話

IT 仕事

 

最近ネットでバズっているこの記事を読みました。

appmarketinglabo.net

 

700万円の投資をして自社開発でゲームアプリをリリースしたんだけど、14万円しか回収できなくて大赤字。現実は甘くないって話なんですけど、よくよく記事を読んでいくと首を傾げてしまう内容になっております。

 

まず、このアプリを開発した会社は社長とデザイナーとエンジニアの3名しかいないそうですが、その規模で700万円も投資して開発をするというのがまず自殺行為だと思います。

 

この会社がどれぐらいの単価で普段仕事をしているのか知りませんけど、例えば1ヶ月で一人辺り70万円稼げると仮定すると、社員さん10ヶ月分の給料を投資していることになります。これはちょっとお金かけ過ぎです。そりゃあ財務状況も火の車でしょう。

 

受託請負でソフトウェアを開発している会社だと言うので余計に不思議です。受託請負でソフトウェアを受注すると、例えば「300万で何某を作ってください」というオーダーを受けて、開発して、お客様に納品する。で、お客様はそのソフトウェアを検収して、OKだったら請求しても良いよって流れになります。その間、お金は当然入ってきません。

 

受託請負で開発をする時は本来であれば前金とかもらってやれるといいんでしょうけど、日本だともらえないケースが多い。従って前もって社員の給料をプロジェクトが走っている間は確保しておく必要があります。プロジェクトが延期になったりしたら全部会社で持ち出しになる。そんな厳しさがあります。

 

そんな世界でやってきているのに、そんな思い切った投資ができちゃうのが謎ですね。本当は受託請負でやってなんじゃないかって疑ってしまいます。

 

また、投資した資金を回収する計画が随分雑だなという印象を受けました。

 

プロモーションも色々やりましたね。もがいてもがいて、あまり変わらず。まず、「Admob(バナー広告)」に6万円つかいました。これは、100ダウンロードくらいしか増えませんでした。

「ツイッター広告」にも5万円つかいましたが、ピクリともしませんでしたね。もう計測する気も起きないくらい。なんも効果なかった。文言が良くなかったかもしれません。

あとは「YouTuber」のプロモーションもやりました。「iCON CAST」というサービスで10万円ちょっとつかって、YouTuberさん2人に「ゲーム実況動画」をあげてもらって。

結果としては、1万回ほど再生されて、300ダウンロードくらいは増えましたけどね。

 

インタビューされたけど記事からはカットされているって可能性もありますけど、「いくら投資したらどれだけ反応があるのか」ある程度予測して広告を打つ必要があります。このたるい文章を読むに、たいして何も考えていなかったのではないでしょうか。

 

そして致命的なのは、この「とっとこダンジョン」というゲームの公式サイトにあまり力をいれていない点ですね。アプリの紹介ページにわざわざアクセスする人っていわゆる「見込み客」であって、逃しちゃいけないお客さんなわけです。

 

www.tottokodungeon.com

 

でもこのページを見ていると、ちょっとプレイ動画みたいなものが貼ってあるだけで、何が面白いのか、画期的なのか伝わってこない。動画見るのってハードル高いんですよね。じゃあ見てわかるコンテンツがあるのかっていうと、パッとみた感じだとない。

 

WEBを使ってキーワードで引っかかってくれる人達というのは、少なからず興味があってきていると確信できるので、いかにそこで集客して、ダウンロードさせるっていう手順を踏ませるかが重要だと思うんだけど、いまいち機能していないのが気になりました。

 

アプリの出来以上に、プロモーションが上手くできないとこの世界って成功できないんですよね。例えばiPhone向けにアプリをリリースしようと思ったらAppStoreにアプリを登録することになると思うんですけど、今あのプラットフォームには150万本以上のアプリが存在しています。頑張らないとすぐに埋もれるわけです。

 

とりあえず、「プロモーションが下手だとアプリを作ってもお金を稼ぐのは難しい」ってきちんと伝えた方がいいよって本気で思いました。