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めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」

「略奪愛」は合理的な判断か?という話

恋愛

今日電車に乗っていた時に、隣から20代前半くらいの2人の男性の会話が聞こえてきた。

「最近気になる人がいるんだけど、その娘彼氏持ちなんだよね。仲良さそうだし、諦めるしかないのかな」
「諦めるの早いって!自分をアピールして略奪しちゃいなよ!」

 

まあ、どこにでもある話かもしれない。僕の人生を振り返ってみても、中学校、高校、大学のサークルと、ありとあらゆる場所で人の取り合いは起こっていた。僕は大学時代に落語研究会に所属していたが、この空間は特に壮絶だった。

 

大学で落語をやりたいなんて思う奴なんてある程度変わり者が多かったし、恋愛に対する免疫が低い人がよく集まったから、意味不明な恋愛相関図が生まれるなんてのは日常茶飯事だった。部室には「傷だらけの男達」と書かれた哀愁の篭った壁の書き込みが目立っていた。

 

僕はその時よく思っていたものだった。「なぜ恋人がいない人にアプローチしないのだろう」「競争から脱却して、違うポジションを獲得すればいいのでは」と。でも、それでも略奪が起こるのは何か理由があるのだろう。そして僕は正確なデータを求めて、ネットの海に潜り込んだのだった。

 

若者の恋愛事情を厚生労働省から頂いてみた

厚生労働省が税金を使って最近の若者の恋愛事情について調べてくれていたので、読んだ。

第2節 結婚に関する意識 1 結婚の現状 56 - 厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf

 

2010年と聞くと古いと思うかもしれないけれど、インターネットには何をどう集計したのか全然わからない信用できない恋愛に関するアンケートが多いので、厚生労働省のデータをあえて引用する。というかデータを集めようと思ったら、まず厚生労働省で探すのが一番だ。

 

さて、未婚者の異性との交際の状況(2010年)というページを見ると、なかなか興味深いデータがあった。18歳〜39歳までの未婚の男女に対して取ったアンケートで、交際の有無についてデータが集まっている。

 

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データを見ていくと、男性は6割以上、女性は5割以上が交際をしていないということになる。これはちょっと驚いた。

 

恋人がいない時に血眼になって相手を探していても、ちょっと気になる女性は全員彼氏持ちというイリュージョンを経験した男性は多いと思うが、データで見ると随分と予想を裏切る結果となった。では、交際していない人はなぜ恋人を作らないかを調査したデータを見ていこう。

 

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なんと、男女の理由トップ2に「恋愛が面倒」「自分の趣味に力を入れたい」というワードが上がった。これは大問題である。交際をしていない人へのアプローチという夢のフィールドに飛び出そうと思っても、大部分の人は恋愛に興味がないということになる。ああ、なぜ日本は少子化になっていくのかわかるような気がするぞ。

 

恋愛に興味がない人に、自分の魅力を伝えるのはハードルが高い

自分の趣味に没頭していて、彼氏なんか興味ありません、と宣う女性に対してアプローチするのは非常に難易度が高い。仕事に置き換えれば、自社の商品に全く興味も関心もない企業に営業をかけにいくようなものだ。超アウェイな状況から「あ、欲しいかも」と思わせるまでには非常に巧みな話術を操れたり、外見に恵まれていないと難しいだろう。

 

ところがこれが既に相手に彼女(彼氏)がいた場合はどうだろう。少なくとも相手はそういった関係を持つことを望んでおり、恋愛に対して多少なりとも積極性があることがわかる。

 

さらにプレゼンも楽だ。不当に相手を貶める必要はないけど、「あの人と会える時間は少ないかもしれないけれど、僕と付き合えばもっと時間を作ってあげられますよ」「インドアデートが多いんですね。僕結構毎週車であちこち出かけるのが好きなんですけど、今度景色の良い所でバーベキューでもしませんか?」とか何でもいいんだけど、自分の魅力を比較してアピールできる。人は比較されるとその商品の魅力を理解しやすい。A商品とB商品が世の中にあるけど、僕が今日持ってきたC商品はココが違うんです!と競合に対する特徴を説明することで伝えるハードルが下がる。

 

だから、略奪愛ってのは恋愛を成功させる上で必要な選択肢の一つなのかもしれない。

 

さいごに

でも略奪愛は人間関係を少なからず破壊し、深い溝を生むこと間違いナシなので、皆様に於かれましては是非、略奪が必要ないようなスタンダートな恋愛を楽しんで頂きたいと思います。