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めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」

「袋はお分けしますか?」という言葉の裏側を察する

冷たいビールとドリアを注文したおっさんが、コンビニ店員に「袋はお分けしますか?」と聞かれて「当たり前だろうがビールが温まるだろうがぁあああああ」とキレていた。散々コンビニ店員を罵った後、「お前接客業向いてねーわ」と吐き捨ておっさんは去っていった。週末金曜日10時の、ごくありふれた光景である。

 

コンビニ店員はどんな対応をすれば良かったのだろうか。強引に「袋は別にいたしますね」と言えば良いのだろうか。そしてその結果「いやいや袋は一つでいいですよ」と言ってくれるおっさんに巡り会えるのだろうか。それとも「地球に優しくねーだろうがてめえ」とまた別の形で罵られるのだろうか。非常に気の毒である。

 

「袋は小分けいたしますね」という言葉は、相手を最初から配慮していてベストな気がするのだけど、あまりコンビニの接客マニュアルとしては採用されていないと思う。僕が不運なだけかもしれないけど、「袋は小分けするね」と言われて最初から作業をしてくれる店員に僕は会ったことがない。

 

土曜日の朝に、よくコーヒーとお弁当を買ったりするのだけど、「袋は小分けしますか?」と聞かれて「ハイ、お願いします」といつもロボットのように同じ受け答えをする。なんだか「いちいち商品を小分けにしたいおっさん」と思われてないかなと気が引ける時もある。「なんだよ、すぐにコーヒーヌルくならねーよ、おとなしく受け取っておけよ」とセブンイレブンのフィリピン人の店員が思っているような気がする時もある。わかんないけど。

 

20歳以上であることを証明するためのボタンを押すフローでおっさんにキレられ、「袋はお分けしますか?」と聞いたらキレられ、レシートを渡そうとすると「いらねーよ!」とキレられ、ついレシートをいつものように捨てようとすると「レシートよこせよ!」とキレられる。そりゃテンション上がらんわな。

 

コンビニで目が死んでる店員が多いのも頷ける。彼らの時給が上がるのと、安らかに働ける時間が1秒でも長くあることを、僕はいつも祈っている。